低気圧の急速な発達により、9日夜から10日朝にかけて全国的に大雪や強風となり、各地の交通機関が乱れた。気象庁によると、関東では埼玉県秩父市で10日未明に積雪24センチを観測、東京都心でも雪が積もった。北日本と東日本では11日にかけても大雪となる地域がある見込みで、気象庁は警戒を呼びかけている。
気象庁によると10日午前9時現在の積雪は▽埼玉県熊谷市、甲府市7センチ▽前橋市6センチ▽宇都宮市2センチ−−など。最大瞬間風速は水戸市で23.3メートル、千葉県銚子市で22.4メートルを観測した。11日午前6時までの24時間降雪量は多い所で▽東北の太平洋側70センチ▽北海道60センチ▽東北の日本海側、群馬県40センチ−−の見込み。
鉄道は10日朝、降雪による倒木でJR中央線快速電車の東京−高尾間の上下線に遅れが出たほか、西武池袋線・西武秩父線の入間市−西武秩父間で運転を見合わせた。高速道路は、9日夜から中央道、北関東道などで雪による通行止めが相次ぎ、10日午前も一部区間で通行止めが続いた。
日本航空は午前10時までに青森、仙台などを発着する計26便の欠航を決定。全日空も新千歳、富山などを発着する計31便が欠航し、両社で約4800人に影響が出た。【福永方人、銭場裕司】
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