「説明で納得」「何考えてるのか」−。民主党の小沢一郎幹事長が資金管理団体の土地購入をめぐる事件で検察と闘う姿勢を表明したことに、党大会に参加した党員らからは16日、賛否両論の声が聞かれた。
東京都千代田区の日比谷公会堂で開かれた党大会。多くの党員らが見守る中、小沢氏は壇上で約10分間あいさつした。「何ら不正のカネは使っていない。積み立ててきた個人の資金だ」「党大会に合わせたような逮捕で到底容認できない。このような権力行使に全面的に対決する」と語気を強めた。
福田衣里子衆院議員は大会終了後、報道陣に囲まれ、「捜査の推移を見守りたいです」と言葉少なだった。
70代の男性党員は「小沢さんの説明が十分かどうかと言われると…。ただ、『何でもない』と言うなら、そう信じるしかないんでしょ」とあきらめ顔。同党所属の地方議員は「あの説明で納得している。検察側による『小沢つぶし』では」と話した。
別の男性党員(64)は「小沢さんには、誤解なら、なぜ誤解なのか、もう少し分かりやすく説明してほしい。何を考えているのか分からず、このままでは、せっかく政権交代したのに他の党員にも迷惑が掛かる」と批判した。
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